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株って何なの?

株の意味と株式投資について。

株式の意味

株とは、企業が資金調達をするために発行する有価証券のことです。

企業は、必要な資金を自己資本だけで調達することは大変なので、株券を発行して資金を広く一般から集めます。

投資家は、会社の経営者に資本を出資する代わりに株券を発行してもらい、会社が上げた利益の一部を配当という形で受け取ったり、株主総会に出席する権利を手に入れます。

株を買うということは、その会社の一部を買うというイメージです。

例えば、発行済み株式数の30%を取得している人がいるとしたら、その人は会社の経営権の30%を持っているというイメージです。

上記のように、本来、株式を取得するということは、会社の経営権の一部と利益の一部である配当金を取得する権利を得るということです。

株価の決定

(経済の授業によると)株価は一般の財と同様に、需要と供給の相互関係で価格が決定されます。

つまり、その株を買いたい人がたくさんいれば株価は上がり、反対に売りたい人が多ければ株価は下がります。

業績への期待感など、本当にさまざまな材料で株価は変化します。

「美人投票」という格言があるように、自分が良い(美人)だと思う株ではなくて、みんなが良い(美人)と思う株が上昇するようです。

株式の起源

株式の正確な起源は明らかではありませんが、1602年に設立されたオランダ東インド会社が最初の株式会社とするのが一般的な説です。

航海技術が未熟だった当時、アジアへの航海は成功すれば莫大な富をもたらす反面、生還できない可能性(リスク)がありました。このリスクを一人で負担するのは大変なので、いろんな人から資金を集め、成功したら出資金に応じて利益を分配し、失敗したら出資金は諦めるという仕組みが考え出されました。これが株式会社の原点といわれているようです。

このことからもわかるように、株式にはリスクが伴います。

企業が事業に失敗すると、ほとんどの場合、株価も大打撃を受けます。さらに、無配に転落したりすることもあります。一般的に、倒産した場合には、株は紙くずになります。

株式を保有しているということは、その企業のリスクもリターンも受け入れている状態です。株式投資は自己責任です。「後悔先に立たず」と言いますが、せめて自分に納得できるように株を買いたいところです。

ただし、損失は出資金の範囲に限定されます。つまり、買った金額を丸々失うことはあるけれど、株価が下がったため、さらに支払いを求められるということはありません。

この意味から考えると、成功しそうな企業にいかに投資するかを考えるのが、本来の株式投資の在り方かもしれません。

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