目標が達成できない理由(時間とお金)
「時間が足りないから」「お金が足りないから」という原因もあるかとは思いますが、最大の原因は時間とお金を同一視しがちなことにあると思います。
時間とお金の見積もりの違い
時間に対する見積もりと、お金に対する見積もりは根本的に別次元の問題です。
人はお金に対しては、「今日は5000円使ったから、財布の中には1万5000円残っているはずだ」というようにかなり正確に見積もることができます。
しかし、時間に対しては見積もりが甘くなる傾向があります。「明日一日でWebサイトを完成させられるだろう」と見積もっても実際は、1ページ作るのがやっとだったりします。当日になって時間が足りないという現実を突きつけられることも多くあるのです。
現実は複雑で、無限です。時間に対する見積もりは慎重に行う必要があります。
「時は金なり」の罠
「時は金なり」とは有名な格言です。広辞苑では【(Time is money.)時間は貴重・有効なものだから、むだに費やしてはいけない】とあります。
この場合、貴重なものというのは「金」のことで、「時」はお金と同じように大切なものだから・・・という意味だと思います。
しかし、現実は全然違います。「時」の方がずっと大切だし、似ているようで「金」とは全然違う性質を持っています。
- 時は他のものでは代替できません。
- 時はお金持ちにも貧乏人にも平等に与えられる資源です。
- 時は日々費やされています。
あらゆる行動とともに、限りある時間が消費されています。多くの人が、この有限でいずれ枯渇することが明らかである資源を軽く扱います。お金に対しては使い道を考える人は多いですが、もっと大切な限りある資源である時間に対しては使い道を考える人は少ないのです。
人生の目標や日々の目標を達成するためには、方法はどうあれ、時間に対して真剣に向き合うことが必要だと思います。