刹那的から戦略的な生き方へ
もし、人生について深く考えずに、現在と過去しか見つめないなら、後で後悔する可能性は高くなります。普通に正社員の地位を手に入れ、親が敷いたレールを歩んでいるのなら、最悪の事態は免れる可能性は高いですが、万が一、自分を守る術を整えずに、好きなように生きている場合、将来はどうなるか全くわかりません。
人は、思い出だけでは生きていけません。自分の持っている最大の武器である「若さ」と「可能性」は、年齢と共に低下していく傾向にあります。僕は、これを痛感して、とりあえず、正社員の地位を手に入れ、そして、将来の野望に向けて、スキルを磨き始めています。
とはいえ、しょっちゅう思考停止に陥り、まあいいやと思ってしまうので、自戒の念を込めて刹那的な生き方脱出の基本をまとめておきます。
無知からの脱出
無知であることは、それだけで自分に不利益をもたらします。極端な例を挙げれば、人を殺してはいけないということを知らずに、人を殺してしまったとしても、その人は殺人者として罰せられます。
程度の差こそあれ、税金、社会保険、労働基準法などにもこれはあてはまります。節税の方法を知らなければ、税金を過大に払って損をしていたり、知らないうちに脱税をしていて、後で追徴金を支払うはめになったりします。年金制度を無視していたばかりに、将来の保証を受けられなかったり、知らず知らずのうちに損をしている場合も多くあります。
そして、それは、ただ単純に「知っている」だけで回避できる話です。多くの人はファッションや恋愛の悩みや、今日の髪型に時間を費やしますが、その時間のほんの1%でも、自分を守る為の知識の勉強時間にあてるだけで、今の生き方を変えるきっかけになるかもしれません。少なくとも僕の場合はそうでした。(変えようと行動に移すまで3年はかかりましたが・・・)
無策からの脱出
無知からの脱出を果たして、このままではいけないと感じたら、早い段階で手を打つ必要があります。調べれば調べるほど、有効利用出来そうな制度やサービスはあるものです。
正社員になりたいのに、なかなか難しい場合は、正社員採用を予定して派遣される「紹介予定派遣」という手もありますし、税金の申告にしても、いくつかの種類があったりします。
将来を見据えて計画を立てることが大切です。
無目的からの脱出
はっきり言って、具体的な目標がないこと、これが全ての原因である気がします。けれど、悲観することはありません。周りを見渡しても、目的を持って行動している人の方が少数派の日本においては、目的を持つだけで、一歩リードできるのです。
夢がないことが問題視される世の中ですが、みんなの夢や目的が曖昧だからこそ、明確で、方向性のはっきりとした具体的な目標を持ち、その為に努力するだけで、かなりのリードが奪えます。
夢を持たない人も多いし、さらに持っていたとしても、夢のために努力する人はもっと少ない世の中です。成功するのは簡単です。少なくともそう信じてスタートすると良いと思います。