クエリで集計する。
Accessではクエリで簡単に集計機能を利用できます。
集計機能とは、テーブル内にあるデータを集計し、合計や平均、個数などを自動的に計算してくれる機能です。また、同じ種類のデータを1つにまとめる「グループ化」機能もあり、これを組み合わせるとデータの集約・分析を行うことができます。
集計を行うには、クエリのデザインビューで「集計」ボタンをクリックして、デザイングリッドに「集計」欄を表示させ、集計方法を選択します。
利用できる集計方法
集計機能 | 効果 |
グループ化 | 同じデータを集約 |
合計 | データを合計 |
平均 | データの平均を算出 |
最小 | データの最小値を算出 |
最大 | データの最大値を算出 |
カウント | データの個数を数える |
標準偏差 | データの標準偏差を算出 |
分散 | データの分散を算出 |
先頭 | 最初に現れるレコードのデータ値を表示 |
最後 | 最後に現れるレコードのデータ値を表示 |
演算 | 集計関数を使用した式を作成する際に利用 |
Where条件 | 抽出条件を指定する際に利用(自動的に「表示」欄はオフになる) |
グループ化を指定せずに、合計や平均、最大、最小等を指定すると、当然、全データに対して集計できる。
集計クエリに抽出条件を設定する
集計クエリの「Where条件」を使用すると、選択クエリと集計クエリを同時に実行できます。「Where条件」は、集計クエリで抽出条件だけを設定するフィールドに対して設定します。
「Where条件」を設定すると自動的に「表示」欄はオフになるので、抽出条件を設定したフィールドも表示したい場合は、同じフィールドを2回「フィールド」欄に追加し、片方に「Where条件」以外の集計方法を設定して表示させます。
本
- ExcelユーザーのためのAccess再入門(瀬戸 遥)