クエリで集計する2
1日の売上を集計する
クエリの集計機能とSQL標準関数のSum関数を使用して、1日の売上を集計する。
販売日時でグループ化を設定し、日ごとのグループに対してSum関数を使うと1日の売上金額が算出できる。
SQL集合関数のSum関数は、指定した式または値を合計する関数で、ExcelのSUM関数と同じ使い方をする。
Sum(フィールド) 指定したフィールドの値を合計する(フィールドのとこに式が入っても良い)。
例: 合計金額:Sum([販売数]*[単価])
※ビルド→関数→組み込み関数→SQL集合関数→Sum
※式を入力したフィールドの集計欄のリストから「演算」を選択する(それ以外ではエラーになってしまう)。
1日の売上集計から1か月の売上を集計する
Month関数でフィールド「販売日時」から月だけを取り出せば、これをグループ化することによって月単位での集計ができる。
Month(日付) 日付から月を求める
※ビルド→関数→組み込み関数→日付/時刻→Month
※ExcelのMonth関数と同様の使い方
小数点以下を切り捨てる
Int関数は、引数に設定した数値から小数点を切り捨て、整数値を返します。Int関数を使うとデータそのものが整数に変換されるが、フィールドプロパティ「小数点以下表示桁数」での調整は、あくまで表示の桁数を変えるだけなので、小数点を含めた集計計算では結果に違いが出る。
Int(数値) 数値の小数点以下を切り捨てる
※ビルド→関数→組み込み関数→算術→Int
※ExcelのInt関数と同様の使い方
四捨五入する
Round(数値,丸める小数点の桁数) 数値を指定した桁数で四捨五入する。
※ビルド→関数→組み込み関数→算術→Round
※AccessではExcelと違い、第二引数にマイナスの値を指定することは出来ない。
条件によって評価を分ける
IIf(評価式,式が真のときに返す値,式が偽のときに返す値) 評価式の真偽によって返す値を変化させます。
※ビルド→関数→組み込み関数→プログラムフロー→IIf
※ExcelのIf関数と同じ使い方